卓球 中国ペアの“応援団”すべて関係者 無観客が一転、アウェーの雰囲気
「東京五輪・卓球混合ダブルス・決勝」(26日、東京体育館)
今大会から採用された混合ダブルスで、世界ランキング2位で第2シードの水谷隼(32)=木下グループ、伊藤美誠(20)=スターツ=組が、日本卓球界初の金メダルに輝いた。
銀メダルの許シン、劉詩ブン組(中国)は、19年世界選手権の個人戦優勝ペア。第1シードへの期待の大きさからか、無観客の会場の関係者が座る正面スタンドは、3分の1ほどを中国の関係者が占めた。数十人が国旗を掲げて「加油(頑張れ)」と声援を送った。日本の応援にも関係者がいたが、無観客ということもあり、大声を上げるなど、まとまった応援はしていなかったため、日本ペアにはアウェーのような環境になった。
組織委によると、中国勢の“応援団”はすべて大会に参加する資格を持った中国の関係者で、国旗についても特に規定に違反する物やサイズではなかったという。