アスリートへのSNS中傷、JOCが警察への相談も検討「断じて許されない」
東京五輪の日本代表選手団の福井烈団長、尾縣貢総監督が1日、東京都江東区のメインプレスセンターで大会の中間報告会見を行った。SNSでアスリートを中傷する投稿が問題視されていることについて、日本オリンピック委員会(JOC)としてモニタリング・記録を開始しており、福井団長は「状況によっては関係機関に協力する」と警察等への協力要請も検討する可能性があることを明かした。
今大会では、卓球の水谷隼ら日本代表選手が、自身のSNSで中傷を受けていることを明かしている。
福井団長は「一部の心ない方からSNSで誹謗(ひぼう)中傷を受けている事実がある。アスリートが最大限に数年間積み重ねた努力や時間を侮辱する行為で、断じて許されない」とし、「選手の思いを踏みにじる行為は控えていただき、社会にポジティブな思いを伝えたいという選手を尊重してほしい」と話した。