四十住、開、ブラウン 仲良し3人が声そろえ「ありがとうー!」 メダリスト会見
「東京五輪・スケートボード女子パーク・決勝」(4日、有明アーバンスポーツパーク)
金メダルを獲得した四十住さくら(19)=ベンヌ=、銀メダルを獲得し、夏季日本選手史上最年少でのメダリストとなった12歳の開心那(12)=WHYDAH GROUP=、銅メダルを獲得した、日本人の母を持つスカイ・ブラウン(13)=英国=の3選手が都内で会見を行った。3選手の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-メダルを獲った感想は。
四十住「金メダルを獲ることができてすごくうれしいです」
開「自分の滑りをメイクして、それで銀メダルが獲れてうれしいです」
ブラウン「すごくうれしいです」
-スケボーが普及する。
四十住「スケートボードは本当に楽しいスポーツなので、ぜひ乗ってみて下さい。ずっと練習してきた技が乗れた時とか、色んな外国の方と友達になれたりするところがすごく楽しいです」
-ブラウン選手は昨年、アクシデントもあったが。
ブラウン「本当にスケートが好きじゃなかったらここには来れていなかった。ここに来られてとてもうれしいです。アクシデントが多分私を強くした。私たちはスケートを長く一緒にやってきている。誇りに思う。さくら(四十住)はベストフレンドの1人で、心那(関)もとてもいいフレンド。(一緒に表彰台は)とてもクレイジーです」
開「友達同士で表彰台に上がれてすごくうれしいです。特にスカイ(ブラウン)とさくらとは本当に仲がいいのですごくうれしいです」
四十住「スカイと心那はすごく仲がいいので、一緒に表彰台に登ることができてすごくうれしいです」
-今日勝てた理由、日本の強さの理由は。
四十住「日本が強い理由は、日本でのオリンピックが決まったことで、みんなが本気でスケートボードうまくなるという感じで練習していたからだと思います。勝てた理由は、本当にこの舞台でみんなと楽しんで、ベストの滑りができたことがすごい良かったと思ってます」
開「勝てた理由は、緊張とかしないで本当に大会を楽しんで自分の滑りをメイクできたことだと思います。(日本が強い理由は)え~っと、それ、ちょっと分かんないです(笑)。全員強いので(笑)」
-日本ではスケボーの施設がなかなかない、その中での金メダル獲得。
四十住「1年前に自分のプライベートパークができたことが、この結果につながったと思います。和歌山にはパークがないので、パークを作ってほしいです」
-アスリート強化システムはどんな影響があった。
四十住「すごい良かったと思います」
開「すごい良かったと思います。アドバイスをしてくれたりしてたので。練習している技のやり方とか悪い所を教えてくれたりしてました」
-コロナ禍で開催された五輪。
四十住「オリンピックという大きな舞台で滑ることは、もっと緊張するのかなと思ったんですけど、意外と緊張せずに滑れたのが良かったと思います。(開催された)関係者の皆さまにすごく感謝してます。ありがとうございます」
-改めてメダルを獲得した感想は。
ブラウン「すごくうれしいです。本当にメダルが夢でした。家族や友人に見せたいです」
四十住「金メダルはすごく重たいです。家族にかけてあげたいです」
開「すごいこの銀メダル重いです。いつも関わってくれている人や家族にかけてあげたいです。(隣の四十住に尋ねて)え~っと家に保管しとくの?」
-プレッシャーはなかったのか?
四十住「本番1週間ぐらい前からメッセージがいっぱいきたのですごい緊張してたんですけど、本番は全然緊張しなかったです」
開「何も変わらないと思います。いつも通り、みんな仲良く友達としてやってたと思います」
ブラウン「スケートボードはとても美しい物語、より多くの人がスケボーをすることを願います」
(会見終了が告げられると、最後はスカイが四十住、開に声をかける。3人で声を合わせて「ありがとうー!」と言いかけるもタイミングが合わずに、3人は思わず笑う。もう一度、四十住が「せーの」と声掛けをして、今度は3人で「ありがとうー!」)