【芸能】きゃりーぱみゅぱみゅ 思いを募らせるほど出たかった学園祭できゃりー色に
“ワセダ”がきゃりー色に染まった。歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが2日、東京都新宿区内で行われた「早稲田祭2019」にゲスト出演した。昨年12月に完成したばかりの早稲田アリーナでライブを開催。同所で芸能人がパフォーマンスを行うのは史上初の試みでもある。収容人数は約6000人のため「ここでのライブは初めてですけど広いですね~」と印象を口にした。
7年ぶりの早稲田祭で心から楽しむ姿があった。12年11月3日に学園祭に出演しているきゃりーぱみゅぱみゅ。現在の早稲田アリーナの前身である「記念会堂」でデビューから間もないころにライブを開催していた。それだけに「7年ぶりということで楽しみだな~!」と感慨深げにステージ場で喜びをあらわし、約1時間で「にんじゃりばんばん」「つけまつける」など13曲を熱唱し続けた。
近年は学園祭の出演が遠ざかっていた。ただ、3年前から「学園祭に出たい」という思いを募らせていたようだ。テレビやライブ、そして雑誌などの仕事で多忙をきわめていたが、ツイッターで芸能界の友人たちがさまざまな大学の学園祭に出演している様子に影響されたという。3年越しの願いがかなって、出演が決定。「楽しいな~」と何度も連呼し、ステージ場での笑顔は絶えなかった。
ライブだけではなく“大学生”の気分を味わい、早稲田祭の余韻に浸った。高校卒業後、大学へは行かず芸能活動1本だっただけに、大学は未知の世界である。「サークルとか憧れるなあ」と正直な思いも吐露していた。この日は、サークルなどが出店で出しているタピオカやチョコバナナなどを堪能し、少しばかり大学生活を満喫したようだ。
パフォーマンスされた楽曲の中で会場に詰めかけた早大生が反応する粋な1曲があった。「演歌ナトリウム」。歌詞に「ナトリウム、銀、亜鉛…」などの元素の名称が出てくるだけに、理系の生徒などから大きな歓声が上がっていた。
学園祭は、学生たちにとってはかけがえのない大切な思い出だ。ただ、それは出演する側も同じなのだろう。楽しいとの言葉同様、大学名を連呼していただけに、きゃりーぱみゅぱみゅが空間、瞬間を大切にしている姿が感じ取れた。
1週間後には昭和女子大で再び、学園祭ライブを行う予定だという。刻まれる一瞬、一瞬-。今後も学園祭に出演するとなれば、学生たちに最高の思い出を与え、自らもかけがえのない瞬間を記憶にとどめていく。(デイリースポーツ・関谷文哉)
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