君が代に感情高ぶる森保監督 大一番で見せた「喜怒哀楽」
20日のサッカーW杯アジア最終予選、日本対バーレーンの試合前の国歌斉唱で日本代表の指揮官は人目もはばからず泣いた。勝利すれば日本史上最速でW杯進出を決める大一番。「君が代」に胸が熱くなったのであろう。
前半はVARでゴールが取り消される不運もあり、バーレーンのゴールネットを揺らせない。試合開始から何度も大きなジェスチャーを交え、大声で選手に指示を出す監督。判定に納得がいかず、副審に詰め寄るシーンもあった。
我慢の時間が続いたが後半に采配が見事的中。途中出場した鎌田大地が当たり千金の先制ゴール。終了間際には久保建英にもゴールが生まれ、勝利。自身2度目のW杯の出場をつかみ取った。試合後には肩の荷が下りたのか、選手、スタッフひとりひとりと抱き合って喜ぶなど、終始笑顔が溢れた。
試合を通して喜怒哀楽を見せてくれた日本代表・森保一監督。来年のW杯でも大いに期待したい。(デイリースポーツ・棚橋慶太)