村田諒太、再戦決意に長男の言葉 「絶対勝たないといかんなと思う」
7月にWBA世界ミドル級王者に再挑戦するボクシングの村田諒太が26日、フジテレビ系「とくダネ!」で、小倉智昭のインタビューに応じ、再戦を決めた理由の一つに、長男からの言葉があったことを明かした。
番組では、王者ロブ・ブラント(米国)との再戦を発表した後の村田を小倉が直撃。村田は昨年10月に、ブラントとの防衛戦に完敗し、世界王者から陥落。その直後には引退も考えたといい、妻にも相談したという。その時、妻は「それはそれでって感じでした。やめるんだったらやめればっていう感じでした」と振り返り「女性は強いって言ったら女性に怒られるかもしれないけど、女性の方が強い。男は弱い」と語った。
だが、そんな村田のリベンジへの背中を押したのが7歳の長男の言葉だった。昨年10月の敗戦後「もう1回やって負けたらやめてもいいから、ちゃんと続けて」と言われたことを明かし「彼なりに感じるものがあったんだと思う」と振り返った。
長女はまだ4歳であることから「パパ、一緒に寝よう、寝ようって言うんです。本を読んでって言うけど、(長男が)『パパは試合が決まったんだから寝かしてあげなきゃダメだから、ママが(本を)読んであげて』って、パパの肩を持ってくれて」と、長男の変化を明かし「パパへの負担を減らしてくれようとする息子を見ていると、こりゃ絶対勝たないといかんなと思う。自分の父親が負ける姿なんかまず見たくないと思いますし」と語った。
家族の思いを背負っての再戦となるが「負けることなんて毛頭考えてないですし、倒すこと以外、頭にないっていうのが初めてですね、人生で」。これまで以上に強い気持ちで再戦に挑む。
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