家で学校で公園で一度はやった!憧れた!僕らの昭和プロレス技②
子供の頃に一度はやった、憧れたプロレス技の数々。でも危ないので、Don't try this at home.(=おうちではマネしちゃだめよ)。固有名詞などの表記は当時のもの(敬称略)
公開日:2017.2.23
自他共に認めるパワーボムの使い手・天龍だが、苦い思い出もある。89年大阪での試合、天龍が繰り出した執拗な逆水平チョップとビンタに激怒した鶴田が高角度の垂直落下式パワーボムを放つと、首から落ちた天龍はぐったり。カバーを返そうという意思すら見せることもできず屈辱の失神フォール負けを喫した。鶴田は引退後にこの試合を振り返って「やりすぎちゃった」と反省。天龍は「汗で滑ったんだと思う」と語った。
デンジャラスK川田が三沢に放ったデンジャラスな一撃
05年7月、全日本分裂以来5年4ヵ月ぶりとなる三沢との再会戦で、足利工大付属高レスリング部時代からの先輩と魂をぶつけあった川田。デンジャラスKの異名通り、場外でデンジャラスなパワーボムを放つが、最後は三沢のエルボーで轟沈。試合後のインタビューで「打つつもりだった終止符が打てなくなった」という名言で再戦を訴えたが、リング外でのアピールを極度に嫌う三沢の逆鱗に触れたデンジャラスな発言となってしまい、二度と対戦することはなかった。10年以降はケガの影響もあってリングにあがることはなく「麺ジャラスK」という飲食店を経営する実業家になっている。
【サソリ固め】今やオヤジ代表の長州力が新人類と呼ばれていたころの必殺技
英名スコーピオン・デスロック。74年、長州力がデビュー戦で初公開、エル・グレコを破った。藤波辰巳との抗争で注目され、藤波が長州にかけた「おきて破りの逆サソリ」はあまりにも名高い。米国ではスティングの必殺技。ブレット“ヒットマン”ハートもシャープシューターとして決め技に用いた。藤波の相棒・木村健吾は変形技トライアングル・スコーピオンを開発。
サソリ固め
▽主な使い手=マサ斎藤、長与千種、クリス・ベノワ
「掟やぶりの逆サソリ!!!」あの頃の古舘伊知郎は輝いていた!
長州が藤波と抗争を繰り広げた80年代。新日本ブームと呼ばれ金曜夜8時の「ワールドプロレスリング」が視聴率20%を叩き出していたあの頃、実況担当の古舘伊知郎は輝いていた!報道ごっこが終わった今、再び四角いジャングルに戻って来るがいい!!!