家で学校で公園で一度はやった!憧れた!僕らの昭和プロレス技④
子供の頃に一度はやった、憧れたプロレス技の数々。でも危ないので、Don't try this at home.(=おうちではマネしちゃだめよ)。固有名詞などの表記は当時のもの(敬称略)
公開日:2017.3.4
英名ヘッドバット。黒い魔神ボボ・ブラジルのココバットはあまりにも名高く、68年、ジャイアント馬場からインターナショナルヘビー級王座を奪った。一本足でたたき込む大木金太郎(キム・イル)の原爆頭突きも有名で、使いすぎて晩年は体調を崩した。ミスター・アトミック、ミスターX(ビル・ミラー)ら覆面レスラーは、額の部分に王冠を仕込んで威力を高めた。
頭突き
▽主な使い手=アブドーラ・ザ・ブッチャー、藤原喜明
【脇固め】海外では“フジワラ・アームバー”藤原組長といえばこの技!
アキレスけん固め同様、UWFで脚光を浴びた技。やはり藤原喜明が名手として知られる。ディック・マードックは日本での最後の試合となった藤原組での藤原との一騎打ちで脇固めに散り、帰国後に急逝した。ブレーンバスターやラリアートのカウンター技としてもポピュラー。総合格闘技では05年の修斗で、青木真也がキース・ウィスニエフスキーの左肘を破壊している。
脇固め
▽主な使い手=木戸修、高田延彦、ディック・マードック
【アキレスけん固め】「馬場さん、アキレスけん固めはどこが痛いんですか」「そりゃ、アキレスけんだよ」
アントニオ猪木が上田馬之助に仕掛けるなど古くから存在した足関節技だが、84年旗揚げの第一次UWFで脚光を浴びた。藤原喜明が名手として知られる。86年2月、藤原との一騎打ちで仕掛けられた猪木が「角度が違う」と余裕を見せるシーンは有名。88年8月、第二次UWF初のビッグマッチでは、前田日明がジェラルド・ゴルドーを裏アキレスけん固めで仕留めている。
アキレスけん固め
▽主な使い手=木戸修、ヴォルク・ハン、アンドレイ・コピィロフ
全日が一番熱かった90年代初頭(もう昭和じゃないが)、魂の実況でお馴染みだった若林“恩知らず”健治アナが、解説の馬場に質問したのが上記の見出し。聞かんでもわかるやろとは思うが、大の馬場ファンだった若林アナだけに、どうしても馬場に話しかけたかったのだろうとニヤニヤしながら好意的に見ていたのを思い出す。俺も王さんが横にいたら仕事忘れて話したくなるだろうなあ。