ノニト・ドネア 不屈の男が井上尚弥と再戦へ

ボクシングWBSSバンタム級決勝トーナメント決勝戦で、井上尚弥を苦しめた男であるノニト・ドネア。世界5階級を制した男が意地とプライドをかけて再戦に挑む。

公開日:2022.6.1

 亀田興毅、和毅も対戦したいと、ドネアの名前を出していました。

長谷川穂積を倒したモンティエルを痛烈KOし、3階級制覇達成

4回、モンティエルのパンチに苦痛の表情を浮かべる長谷川(左)=2010年4月30日、日本武道館

 2011年2月19日、WBC、WBO世界バンタム級統一王者のフェルナンド・モンティエルを2RTKOで倒しフライ級、スーパーフライ級に続く3階級制覇を達成。強烈な左フックのカウンターがさく裂し、倒れたモンティエルはリング上でけいれんを起こすほどのダメージを受けた。

シドレンコ、ナルバエスら日本でも戦った元王者を次々と下す

WBAバンタム級タイトルマッチ、12回、シドレンコ(右)に強烈な右アッパーをくらう池原信遂=2008年1月10日

 2010年12月には、元王者のウラジミール・シドレンコ(ウクライナ)を血まみれにして4回TKO、2011年10月には3階級制覇を目指して挑戦してきたオマール・ナルバエス(アルゼンチン)を判定で退ける。2012年2月には、WBOスーパーバンタム級王座決定戦で、元世界王者のウィルフレド・バスケスジュニア(プエルトリコ)を下し4階級制覇を達成した。

ドネアとの一戦を熱望し続けたWBCスーパーバンタム級名誉王者・西岡利晃の夢を打ち砕く

ドネア「西岡は最強だった」5階級制覇へ

 「世界Sバンタム級王座統一戦」(2012年10月13日、ホームデポセンター)
 スピードキングの夢はアメリカ西海岸に散った。WBC名誉王者の西岡利晃(帝拳)は世界4階級制覇のWBO同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に9回1分54秒TKOで敗れた。

西岡引退へ 9回TKO負け…会長明言

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