ノニト・ドネア 不屈の男が井上尚弥と再戦へ

ボクシングWBSSバンタム級決勝トーナメント決勝戦で、井上尚弥を苦しめた男であるノニト・ドネア。世界5階級を制した男が意地とプライドをかけて再戦に挑む。

公開日:2022.6.1

 西岡はドネアのスピードと手数に終始圧倒され、9回に2度目のダウンを喫したところで陣営がストップを要請した。

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5階級制覇王者・アルセも3回KO

山中慎介との試合に臨むルイス・ネリ(中)に同行した5階級制覇のメキシコの英雄ホルヘ・アルセ(左)=2018年2月

 2012年12月、西岡戦に続く防衛戦で、5階級制覇したメキシコの人気者・ホルヘ・アルセを3回でKOした。

WBA・WBOスーパーバンタム級王座統一戦 リゴンドーに敗れ快進撃がストップ

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 アルセを圧倒した次の戦いでまさかの敗北を喫する。2013年4月、WBA・WBOスーパーバンタム級王座統一戦で、00年シドニー、04年アテネ五輪のバンタム級金メダリストで、WBA王者のリゴンドーに敗れ王座陥落。2007年の初タイトル奪取から無類の強さを見せつけてきたドネアの快進撃がついにストップした。

 2014年5月、WBAフェザー級のスーパー王者シンピウェ・ベチェカ(南アフリカ)と対戦し、5回負傷判定勝ちを収め5階級制覇を達成した。
 しかし同年8月、WBAフェザー級王座統一戦で、ニコラス・ウォータースにキャリア初のKO負けを喫する。その後、ヘスス・マグダレノ(アメリカ)、カール・フランプトン(英国)にも敗れ、バンタム級に戻る。
 バンタム級最強を決めるために開催されたトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」(2018~2019年)では2戦連続KOと強さを見せて、決勝進出するも井上尚弥に惜しくも敗れた。

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