U23日本代表まさかの連敗で初の1次L敗退 またも試合終了間際に失点
「U-23アジア選手権・1次リーグB組、シリア2-1日本」(12日、パトゥムタニ)
森保一監督率いるU-23日本代表はシリアに敗れ、2試合を終えて勝ち点0となり、1次リーグ敗退が決まった。14年から始まった同大会で日本は4度目の出場で初めて決勝トーナメントに進めなかった。
敗れれば1次リーグ敗退の崖っぷちに立たされた日本は、前半9分、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による判定でDF町田浩樹(鹿島)がPKを献上し、先制を許した。
1点を追う前半30分には今大会初先発のMF相馬勇紀(名古屋)ゴールで一時は同点に追い付いた。自ら放ったシュートのこぼれ球を拾い、右足でゴール左隅に突き刺した。「結果が全て。結果に関わる数字を意識してプレーしていきたい」と語っていた165センチの小柄なサイドアタッカーが、自らの言葉を体現した。
終始攻め続けた日本だが、後半43分、カウンターから途中出場のFWダリに決勝点を決められた。
今大会はサッカー男子の東京五輪アジア最終予選を兼ねている。日本は開催国として既に五輪出場権を得ており、日本を除いた上位3チームに五輪出場権が与えられる。日本は1次リーグB組で15日にはカタールと対戦する。