柿谷1トップは俺だ!存在感示すゴール
2014年6月4日
ザックジャパンで唯一、正選手が固まっていない1トップで存在感を示した。得点以上に“らしさ”が出たのは、途中出場から4分後に香川をアシストしたシーンだ。後方からのロングパスを的確に香川に落として前へ走ると、再びパスを受けゴール前で高速ワンツー。「(香川)真司君が得意なプレーなんで。しっかり自分もおとりになってやれた」と振り返る、見事なホットラインだった。
香川のことは常に意識し続けてきた。学年は香川が1年上だが、06年の同期入団。C大阪強化部の小菊昭雄課長は「才能を認め合っていた。練習は2人でバチバチやり合っていた」と振り返る。香川が一時帰国時にC大阪クラブハウスに立ち寄った時も、裏では昔話に花を咲かせたにもかかわらず、報道陣の前では会話を避けた。
柿谷と香川の直接的な連係で得点が生まれたのは代表では初めて。C大阪時代もリーグ戦では07年10月14日J2京都戦で、香川のパスを受けた柿谷がドリブルシュートを決めた1点だけで、7年ぶりに黄金コンビがよみがえった。「90分誰が出てもできるようにやるだけです」。ザックジャパンに新たな武器が加わった。
ブラジルW杯柿谷曜一朗ニュース
- 柿谷が涙の別れ…あいさつ声にならず(7月16日)
- 柿谷15日川崎戦“惜別プレー”あるぞ(7月9日)
- 柿谷 700人と“最後の”触れ合い(7月5日)
- C大阪・柿谷スイスのバーゼル移籍濃厚(7月4日)
- 途中出場のFW柿谷「悔しい」(6月27日)
- 柿谷、コートジ戦の“びびった”説否定(6月19日)
- 柿谷W杯デビュー戦「あっという間」(6月16日)
- 柿谷“11番魂”でカズに勝利届ける(6月15日)
- 柿谷1トップは俺だ!存在感示すゴール(6月4日)
- 柿谷「11番」キング・カズ魂継承だ(5月26日)