町野&長友“キング”55歳弾に刺激「ゴール取りたいっす」「勇気づけてもらってる」
サッカーW杯カタール大会に臨む日本代表の国内組7人が12日、ドーハ市内の練習場でトレーニングを行った。本大会初出場の町野修斗(23)=湘南=は、日本フットボールリーグ(JFL)鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)が12日に決めた今季2点目に刺激を受け、奮闘を誓った。海外組では久保建英(21)=レアル・ソシエダード=らが合流するなど、そろい始めた。
“キング”のゴールに日本代表選手らも刺激を受けた。出身地・三重県のJFL鈴鹿ポイントゲッターズでプレーする大先輩の姿に、町野は「やっぱり嗅覚というか、すごいと思った」と、同じFWとして尊敬のまなざしを向けた。
三浦のゴールは、クロスに合わせるまさにFWという形のヘディングシュートで今季2点目。55歳でありながら、年齢をものともせず結果を残した。町野は「映像を見ました」と得点シーンもチェック済みで「ヘディングですよね。刺激ですね」と奮起を誓った。
カズからは「三重県出身の2人(町野と浅野)に盛り上げてほしい」とエールがあった。町野は「どう盛り上げましょう?」と戸惑いつつも「(ゴールを)取りたいっす」と短い言葉に力を込めた。
直接の面識はないというが「めちゃくちゃ会いたいです」と熱望。カズは、日本代表の初戦となる23日のドイツ戦などを現地観戦予定となっている。町野が掲げる「3ゴール」という今大会の目標を達成するような有言実行の活躍となれば、対面のチャンスもより広がるはずだ。
長友も、三浦の55歳259日でのJFL最年長弾に「刺激を受けるでしょう、間違いなく。本物のメンタルモンスターでしょう」と驚いた。これまでもカズから大事な時にはメールをもらってきた。「すごい勇気づけてもらっている。カズさんのようになりたい、と僕も思いながらやっている。いい結果をお知らせしたい」。“キング”にW杯で歓喜の瞬間を届ける。