闘莉王氏がW杯日本代表を独自採点「ヘボが出てる」 浅野2・5点、山根&堂安3・0点
サッカー元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が19日、YouTubeチャンネル「闘莉王TV」に投稿。W杯カタール大会前、最後の試合となった17日の国際親善試合、カナダ代表戦を分析し、「忖度ゼロの格付け」と独自採点を公開した。
この投稿で「俺は、誰よりも応援していると自信を持って言える。だからこそ厳しいコメントが出たりしている」と話し、出場した選手を独自採点。中でも山根視来、堂安律らは厳しい評価で、FW浅野拓磨には最低点となる「2・5」を付けた。
闘莉王氏は、総括として「なかなか決定機を作れない。セットプレーではヒヤっとする場面もあったし、失点もした。少しいまだに解決しないことがこの試合でも見られた」と振り返り、「フォワードの浅野、上田は相変わらず起点になれない」とバッサリだった。
後半から出場した山根は、酒井宏樹との交代で右サイドバックに入った。3バックに移行した終盤に決定機を生み出したが、惜しくもシュートはクロスバー直撃。直後、ペナルティエリア内で相手選手を倒しPKを献上した。一連のプレーについて「サッカーってすごく難しい。すごくいい上がりをして、ドーンっとシュート。アレが入っていれば山根が先発になるが、サッカーってそんな甘くないんです。ヒーローになるところが、すごく嫌な終わり方になってしまった」と語った。
その上で「山根選手を本戦で使うのは難しいなと、改めて思った。僕も何回もPKを許しているけど…。重心を低くして足を出さない、最後の最後までボールを見る。スライディングはしない」などと改善点を指摘した。
フォワード陣に関しては、以前から厳しい評価をしてきた闘莉王氏だが、中でも浅野に関しては「闘莉王は厳しいのか?文句しかいわない?いや、そうじゃない」と強調。「浅野選手が何回ボールに触ったか、何回ボールを取られたかそれを数えて見たら、俺が言っていることは分かる」とし、「シュートを打ててないでしょ?チャンスメークじゃない、される側。そういう選手じゃない。裏に何回抜け出したか。いい人ですよ。でも、今の代表には力になれてない。だから、へぼが出てるというんです」とバッサリ切り捨てた。
以下、闘莉王氏の独自採点。
GK権田【4・0】
DF谷口【6・0】
DF板倉【6・5】
DF酒井【5・0】
DF伊藤【4・0】
MF柴崎【6・5】
MF田中【5・5】
MF久保【6・0】
MF南野【4・0】
MF相馬【7・0】
FW浅野【2・5】
DF山根【3・0】
DF長友:出場時間が短く採点不可
DF吉田:出場時間が短く採点不可
MF堂安【3・0】
MF鎌田【6・5】
FW上田【3・5】
森保監督【5・0】