本田圭佑 PK戦で解説できず「見られない」「ここで超えなきゃ…勝たせてよ」と絶句
「カタールW杯・1回戦、日本代表1(PK1-3)1クロアチア代表」(5日、アルワクラ)
日本はPK戦の末に敗れ、悲願の8強入りはならなかった。
元日本代表・本田圭佑がW杯カタール大会を無料生中継するインターネットテレビ局「ABEMA」で、解説。1-1と競り合う展開に、「きょういかないと。4年は遠い」と8強入りを願うように日本に熱い思いを送り続けた。
延長前後半を終えて同点のまま、PK戦に突入。すると、ため息をつき、「PK、見れます?いやいやいや…。ようやったじゃないですか」とし、「ほんまに見られないっす。選手の気持ちを…」と言葉を飲んだ。
本田は「コスタリカ戦をのぞいて、すべて想像を超えてきた。ここで超えなきゃいつ?勝たせてよ。ほんま無理っす」と祈るようにつぶやいた。PK戦では「ごんちゃん頼む」と発し、ほとんど解説できなかった。
試合終了後は絶句、「よくやりましたよ」とぽつりと漏らした。落胆を隠せなかったが、時間を置いて「僕は選手たちに感謝しています。この予選、ワールドカップが始まってから突破できると思ってなかった。僕の立場上、ずっと応援する立場にいて、解説じゃなかったらもっとたたいていたかもしれない。でも今日まで思い切り楽しませてくれた」と振り返った。
本田自身も果たせなかった8強の夢。またもあと一歩届かなかったが、スペイン、ドイツに勝つなどインパクトは残した。「日本中の皆さん、なめてたと思う。たぶん負けるやろうなと。想像を超えてくれた。たたえて欲しい、それが僕の希望」と語った。