春の河川敷でつくし取り→老婦人「あら、若いのに」「私なんか50年前に食べたっきりよ」ユーモアある話にほっこり

3月頃になると川の土手などに頭を出し、春の訪れを知らせてくれるつくし。

今、SNSではそんなつくしに関する心温まるエピソードが大きな注目を集めている。

「河川敷でつくし採ってたら、通りすがりの人に『あら、若いのにつくし採ってるの?』『私なんか50年前に食べたっきりよ。あの頃はまだ恐竜と一緒に食べてたかしら』『卵とじが美味しいわよ』『春を教えてくれてありがとう!』と感謝された つくし摘んで感謝されるし、恐竜もいる世界線に生きています」

こんな自身の体験を紹介したのは自然観察指導員で多摩川野草会会長ののんさん(@365nitiyasou)。

若い女性がつくしを採っている姿に興味を覚えたのだろうか。ユーモアや懐かしさを感じさせるこのエピソードについて、のんさんにお話を聞いた。

ーーどんな方でしたか?

のん:70代、80代くらいの高齢の女性でした。河川敷にいるとよく声をかけられますが、普通の方でした。

ーー今回、つくしを採集されていたのは?

のん:春の味覚を楽しもうと思って採集していました。いただく時は袴をとってよく洗い、一度ゆでこぼすのがコツです。

ーー投稿に大きな反響がありました。

のん:みんな「春をありがとう」って言ってくれました。なんならつくしのレシピ、つくしの歴史、つくし雑学、子どもの頃の思い出や懐かしい記憶まで教えてくれるんです。つくしで春を味わいながら、みなさんのコメントを読んで、穏やかな世界に生きています。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「恐竜より古い植物とご存じとは、なかなか詳しい方のようですね 」

「いいところをパッと見つけて褒められる人って素敵ですよね。恐竜の話の部分は謎ですけど笑 つくしが土手の上にぽつりぽつりと目につくようになってきましたね。」

「私も取ります 毎年食べます 近所に春はいつも生えてるところがあります 卵とじが美味しいんです」

こんな数々のコメントが寄せられた今回の投稿。読者のみなさんも春の陽気の中、つくし取りに出かけてみてはどうだろうか。

なお今回の話題を提供してくれたのんさんは"365日野草生活をする野草愛好家"としてさまざまなメディアで活躍中。XやInstagram、noteなどで野草の知識や自身の活動情報を発信しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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