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「大相撲夏場所3日目」(8日、両国国技館)
日本人大関が好調だ。琴奨菊が臥牙丸を寄り倒し、稀勢の里は小結豊真将を押し出した。妙義龍を押し出した大関把瑠都とともに3連勝とした。新大関鶴竜は豪栄道をはたき込み、大関日馬富士は阿覧を寄り切り2勝目を挙げたが、大関琴欧洲は豊響に敗れて連敗。横綱白鵬は高安を押し出して2勝目。
琴奨菊が元気だ。巨漢の臥牙丸を相手に立ち合いで右を差し、がぶりながら強引に左をねじ込み一気に寄り倒した。3連勝に「うれしい。いい感じ。しっかり自分の立ち合いができている」と力強かった。
大関在位4場所目。昨年九州場所は11勝と優勝争いに絡んだが、今年は初場所8勝、春場所9勝とふがいなかった。
浮上のきっかけは稀勢の里だった。場所前に二所ノ関一門の連合稽古が異例の3日連続で行われ、稀勢の里と三番稽古を敢行。同じ佐渡ケ嶽部屋には琴欧洲がいるものの「部屋の大関との稽古だけでは感覚がつかめない。(稀勢の里と)やってきたことが良かった」と手応えを得た。
ライバルも3連勝で並走。「しっかり自分のことをやっていく」と話す顔に、自信がみなぎっていた。
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