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「大相撲夏場所6日目」(11日、両国国技館)
新入幕の千代大龍の快進撃が続く。1敗を守って、優勝争いに名乗りを上げる勢いだ。1敗同士の対決だった碧山には立ち合いで左に飛ぶ変化から押し出しで完勝。「体が勝手に動いた。飛ぶのは大学時代から大好き」と胸を張った。
勝ち誇る本人の思惑に反して、師匠の九重親方(元横綱千代の富士)は激怒した。「勝手に動いた?ウソに決まってる。こそくな変化をしやがって!!伸びるか、適当なところで終わるか、自覚しないと」。取組後は即座に「この野郎、バカ野郎」と、メールを送信してしかりつけた。
もっとも、千代大龍に悪びれる様子はない。「不細工な相撲でも白星は白星」。4月の春巡業ではく離骨折した右足首は完治していない。そんな状態での好成績に、かえって自信を深めているようだ。
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