ついに戻ってきた!見よ、不屈の男、阪神・西岡剛の姿を
2016年7月にアキレス腱を断裂、選手生命さえ危ぶまれた阪神・西岡剛。一度どん底に落ちながらも心折れず、再びグラウンドに戻ってきました。その努力の日々を振り返ります!
公開日:2017.6.29
2016年7月20日・巨人戦で悲劇は起こった
2016年7月20日、甲子園での巨人戦。4打関連続ヒットと好調だった西岡に突然悲劇が起こります、走塁中に倒れ、動けなくなったのです。
「阪神2-6巨人」(20日、甲子園球場)
西岡、左アキレス腱断裂で今季絶望 4打席連続H直後の悲劇…一塁手前で転倒
阪神が今季5度目の同一カード3連敗。借金は今季ワーストの13となった。甲子園での巨人戦は今季いまだ白星なしで、1分けを挟んで6連敗となった。二回には同点打を放った西岡剛内野手(31)が走塁中に左アキレス腱を断裂。今季中の復帰は絶望といえる状況だ。最下位に低迷するチームに、さらなる試練が訪れた。
あまりにショッキングな光景だった。一塁ベースの手前で西岡が倒れ込んだ。うつぶせのまま微動だにしない。激痛に顔をゆがめ、歯を食いしばった。
西岡、左アキレス腱断裂で今季絶望 4打席連続H直後の悲劇…一塁手前で転倒
ベンチからすぐさま本屋敷トレーナーが飛び出した。一塁ベースコーチの中村外野守備走塁コーチも心配そうに様子をうかがう。金本監督、片岡打撃コーチら首脳陣も駆け付けた。甲子園がざわつく中、担架に乗せられた西岡は、腕で顔を隠し、激励の拍手を浴びながらグラウンドを後にした
西岡は尼崎市内の病院へ直行。検査を受けた結果「左アキレス腱断裂」と診断された。この日は自宅に戻り、21日に精密検査を行う予定だが今シーズン中の復帰は厳しい状況だ。
西岡、左アキレス腱断裂で今季絶望 4打席連続H直後の悲劇…一塁手前で転倒
手術は不可避…選手生命の危機
翌日には怪我の続報が。手術は避けられず、デイリースポーツの1面には「選手生命危機」のショッキングな文字が…。