ありがとう掛布2軍監督ー誕生からの軌跡・下
掛布2軍監督が、28日のウエスタン広島戦(甲子園)で、惜しまれながら阪神のユニホームを脱いだ。背番号「31」復活から約2年。ミスタータイガースが指導者として印した足跡をまとめた。
公開日:2017.9.28
【17年2月16日】大和のスイッチ挑戦後押し
「阪神2軍春季キャンプ」(16日、安芸) 阪神の掛布雅之2軍監督(61)が16日、左打ちに挑戦している大和に密着してスイング指導を行った。全体練習最後のメニューとなったメイン球場での特打。大和はチームスタッフが投げる球に対して、右打席は49スイングで安打性の打球が29本。左打席は46スイングで同11本に終わった。掛布2軍監督は終始、打撃ケージ横で助言を送りながら、スイングを注視していた。
「掛布道場」大和スイッチ後押し 特打を密着指導、挑戦中の左打ちに助言
室内練習場での居残り特打でも付きっ切りで指導。バットを持ってスイングを実演するなど25分間、声をかけ続けた。大和は「しっくりこない部分があったけど、そこができたのかなと思う」。特打の終盤は力強い打球が増え、マンツーマン指導の効果が表れた。「(両打ちは)簡単なことじゃないけど、強い気持ちを感じるからサポートしたい」と指揮官。
「掛布道場」大和スイッチ後押し 特打を密着指導、挑戦中の左打ちに助言
【17年4月22日】大山、掛布理論習得へ前進
「ウエスタン、ソフトバンク5-4阪神」(22日、タマホームスタジアム筑後) 「掛布理論」の習得へ一歩前進だ。阪神ドラフト1位の大山悠輔内野手(22)=白鴎大=が2本の適時打で3打点と活躍。八回の第4打席では右中間へ強烈な当たりを放ち、掛布2軍監督と取り組むレベルスイングに大きな手応えを得た。掛布2軍監督「上からボールを押さえつける打ち方ができてきている」。
ドラ1大山、進歩の2安打3打点 「掛布理論」習得へ一歩前進
【17年7月10日】金本監督が西岡視察
阪神の金本監督が10日、ウエスタン・リーグの広島戦(鳴尾浜)を視察した。左アキレス腱断裂から復帰し、1軍昇格を目指している西岡について「足も良く動いていた。二塁打も(二塁到達まで)速かった」と評価した。西岡は「1番・遊撃」で先発し、四回に適時二塁打を放った。掛布2軍監督は「金本監督も西岡の全力疾走や遊撃を守っている姿を見て安心していると思う」と話した。
阪神・金本監督が2軍戦視察 昇格目指す西岡を評価