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ケイバ熱盛ブログ「けがの功名」(4月14日)

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 こんにちは。栗東・山本です。今週の皐月賞は大混戦(大阪杯の時もこんなことを言っていたような…)。こんな時こそ取材でいい情報をゲットせねばと、月曜からトレセンを駆けずり回りました。

 今回取り上げるのは友道厩舎のシャザーンです。デビューは7月の新潟。新馬戦は2着に敗れましたが、シャザーンを含め3着馬ラスハンメル、5着馬ウインオーディンの3頭が皐月賞に駒を進め、4着馬シーズンリッチは毎日杯をV。思い返すとかなりレースレベルの高い一戦でした。

 しかしその後、骨折が発覚。両親がG1馬と血統的な期待も大きく、陣営やファンはガックリしたことでしょう。約5カ月半の休養を余儀なくされましたが、これが結果的にいい方向に向いたようです。

 「(1月の)休み明けの時、帰ってきたらガラッと変化していました。もともといいなと思っていた馬が、“やっぱりいいな、もっと良くなったな”と思いましたね」

 大江助手は当時のことを振り返ります。プラス12キロだった馬体重が示すように、体から違った様子。まさに文字通り“けがの功名”。そこからの2戦は圧巻でした。

 特に前走のすみれS。マークした上がり3F33秒1は、調べてみると阪神芝2200メートル戦史上最速だそう。内回りでこの上がり…。スローペースだったとはいえ、並大抵の馬では出せません。しかも、手前をコロコロ変えながらでしたからね。

 土曜の雨の影響がどこまで残るか。どの馬に関してもここが鍵となりそうですが、「雨馬場もある程度こなすと思います」と心配は要らなさそうです。

 ちなみに両親ともに中山では3戦3連対。不気味な雰囲気が漂っています。

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