CS“泥試合”で注目…阪神園芸のスゴ技を振り返る
15日のセCS阪神-DeNA戦は、壮絶な死闘とともに懸命なグラウンド整備を行った阪神園芸に注目が集まりました。降りしきる雨と“ぬかるみの世界”の中、試合を成立させた職人たちのスゴ技を振り返ります。
公開日:2017.10.17
「大丈夫」試合開催に向け“職人芸”急ピッチ
試合開始5時間半前、阪神園芸によるグラウンド整備が本格的に始まった。まだ無数の水たまりが存在するが、新たな土を入れて次第に回復。“職人芸”で聖地が復活する。
阪神園芸、フル稼働 甲子園試合に向け「もちろん、もちろん大丈夫」
第2戦は、雨中にも関わらず9回のゲームセットまで強行。内野は“田んぼ”のような状態になり、ひどく荒れてしまった。第3戦が行われる予定だった16日は雨天順延となり、雨はこの日の昼前まで振り続けていた。
阪神園芸、フル稼働 甲子園試合に向け「もちろん、もちろん大丈夫」
この日は、試合開始9時間前の午前9時に阪神園芸の担当者約10人が集合。午後12時30分からマウンド、またホーム付近に新しい黒土を入れるなど作業は本格化した。甲子園施設部長の金沢健児さんは「もちろん、もちろん大丈夫」と力強い一言。18時のプレーボールを目指し、急ピッチで準備は進められる。
阪神園芸、フル稼働 甲子園試合に向け「もちろん、もちろん大丈夫」
メジャー仕様、ライブ、他球場…過去のスゴ技
甲子園のマウンドが10日、メジャー仕様に生まれ変わった。この日は、MLBオールスターのメンバーが練習を行った。周囲の黒土と比べてひときわ明るい色のマウンドが目を引いた。主成分は、メジャー側の依頼で米国から取り寄せた粘土質の土。整備を担当する阪神園芸は「スパイクがしっかり刺さって滑ることがない。クッション性もある」と説明。一方で「日本の投手には向いてないかもしれない」と話した。
日本に不利?甲子園“メジャー仕様”に
阪神の本拠地・甲子園球場が26日、アクシデントに見舞われた。ゲリラ豪雨に襲われた22日に歌手のコンサートが開催。20日夜の設営から23日の撤去まで4日間、雨が降り続いたため、外野の芝生がダメージを受けた。
甲子園球場の芝生がボロボロ ゲリラ豪雨下のコンサートでダメージ