新大関・高安が挑む名古屋場所!主な新大関の初陣場所を振り返る

7月9日から始まる大相撲名古屋場所。稀勢の里の復活とともに注目されるのが、新大関の高安。2000年以降の、主な力士の新大関場所を振り返ってみた。

公開日:2017.7.9

【2002年1月28日デイリースポーツ紙面より】新大関栃東(25)が本割、優勝決定戦で千代大海を連破し、念願の初優勝を飾った。阪神・星野仙一監督から贈られた昇り竜の化粧まわしで千秋楽に臨んでの逆転劇。千秋楽の直接対決、優勝決定戦を連勝しての逆転Vは、99年初場所の千代大海以来、8人目。序ノ口から幕内までの各段すべての優勝は、元横綱羽黒山以来2人目の快挙となった。

 69年名古屋場所の清国以来、昭和以降では5人目となる新大関優勝の快挙を達成。当時阪神監督の星野仙一氏との交流が注目され、デイリースポーツは1面で報じました。

琴欧州は“ノルマ“達成10勝

琴欧洲、初のブルガリア対決で貫禄勝利
2006年1月18日デイリースポーツ紙面

 【2006年デイリースポーツ紙面より】新大関琴欧州(のちに琴欧洲に改名)が春日錦を力強く寄り切って2敗を守り、昇進場所勝ち越しを決めた。(中略)琴欧州が万全の寄りで勝ち越しを決めた。「最初のころとは全然違う。勝ち続けるとラクになる」。重圧にがんじがらめにされた序盤には見られなかった笑みが自然に浮かんできた。ようやく本領発揮だ。「まわしを取るのが早い。この3日間はよく出ている」と北の湖理事長をも、うならせた。

 終盤の上位対決に敗れ優勝はなりませんでしたが、大関として“合格点”と言われる2桁勝利を挙げました。

“平成の怪物”武双山は休場

2000年5月5日デイリースポーツ紙面

【2000年5月5日デイリースポーツ紙面より】大関武双山が右股関節やひざの痛みが引かず、7日初日の夏場所を休場することが4日、明らかになった。武双山の休場は昨年夏場所以来で6度目。(中略)大関昇進を果たし、今場所の土俵が注目されていた武双山だが、先場所2日目に腰を痛めながら千秋楽まで出場を続けたため、痛みが股関節やひざに拡大。場所後の巡業を休んで治療していたものの、回復が間に合わなかった。7月の名古屋場所はかど番となり、負け越せば関脇に転落する。

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