「ハリポタ」出演者が作者の炎上発言に次々反応「賛同しない」

 「ハリー・ポッター」のスピンオフ作に主演するエディ・レッドメインが、同シリーズの原作者J・K・ローリングの反トランスジェンダー的ととられる発言が炎上したことを受けて、「トランスジェンダーの人々を尊重することは文化的に必須」とコメントしている。

 ことの発端となったローリングの発言は、「女性」ではなく「月経のある人」という書き方をしていた『新型コロナウイルス後の世界を月経のある人々にとってより平等にするために』というタイトルの記事に対してのもの。「月経のある人々。そういう人々を表す言葉が確かにあったわ。誰か教えてくれない?ウンベン?ウィンパンド?ウーマッド?」とツイッターに投稿していた。

 これに対し、同シリーズのスピンオフである「ファンタスティック・ビースト」シリーズにニュート・スキャマンダー役で主演するエディが反応。ヴァラエティを通してこう声明を発表した。

 「トランスジェンダーの人々を尊重することは文化的に必須であることに変わりはない。長い間僕は自らを教育しようとしてきた。これは今も続く過程だ」

 「J・K・ローリングとトランスのコミュニティと両方と仕事をしてきた人間として、僕のこの件に対する見解をはっきり示しておきたかった。僕はジョー(ローリング)のコメントに賛同しない。トランスの女性は女性で、トランスの男性は男性、ノンバイナリ-のアイデンティティも正当だ」

 「僕はこのコミュニティを代弁するつもりはないが、僕の親愛なるトランスジェンダーの友人や同僚が、そのアイデンティティに関して絶え間なく質問されることにうんざりしているのを知っているし、それが暴力や嫌がらせにつながることがありすぎることも知っている。彼らはただ平穏に暮らしたいだけなのだから、そうさせてあげるべきだ」

 エディは映画『リリーのすべて』(2015年)で世界初の性別適合手術を受けた人物リリーを演じ、アカデミー賞にノミネートされている。

 また、「ハリー・ポッター」シリーズでハリー役を演じたダニエル・ラドクリフやハーマイオニー役を演じたエマ・ワトソンも同様の見解を発表している。ダニエルが「トランスジェンダーの女性は女性。それに反するどのコメントも、トランスジェンダーの人々のアイデンティティと尊厳を抹消するもので、ジョー(ローリング)や僕よりはるかにこの分野の知識がある専門医療団体のアドバイスに反するものだ」と発言した。

 一方でエマは、「トランスの人々は、自分が言う通りの人間であり、常にアイデンティティに疑問を抱かれたり、否定されたりせずに暮らす権利がある」「私のトランスのフォロワーたちに分かって欲しいのは、私や世界中の多くの人々が、あなた方を理解し、敬意を払い、愛しているということ」と綴り、さらにLGBTQコミュニティ支援団体への寄付を明らかにしている。

 そして当のローリングは、自身のコメントが炎上したことを受けて「性別がリアルでないなら、同性愛も、世界中の女性が生きてきた現実も存在しない。私はトランスジェンダーの人々を知っているし、愛している。しかし、性別のコンセプトを削除することは、多くの人々から自らの人生について意味あるディスカッションを持つ機会を奪うこと。真実を話すのは、嫌悪ではない」「私は、トランスの人々全てが彼らにとって最も真実で自然に感じるように生きる権利に敬意を払う」とコメントし、それが「反トランスジェンダー発言」ではなかったことを強く主張している。 (BANG Media International/デイリースポーツ)

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