ホーム速報

 文字サイズ

イチローにしかできない頭脳的守備

2014年9月24日

試合前の打撃練習で快音を響かせるヤンキース・イチロー=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

試合前の打撃練習で快音を響かせるヤンキース・イチロー=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

拡大写真はこちら

 イチローが仕掛けた。四回1死一塁の守備。マーカキスの放った右中間への弾丸ライナーが頭上を越えることを確信していながら振り返ることなく、捕球態勢に入った。

 打球がフェンスに直撃した場合を想定し、一塁走者に進塁をちゅうちょさせるためのトリックプレー。「(僕は)走者(の動き)をずっと見てるから。ランナーと目が合ってるから」。打球から目を切る度胸、振り返るタイミングのよさも必要とされる高難度のプレーだった。

 結果的に打球はフェンスを越えてホームランになったが、試合後のイチローは「あれだけわかり切った打球だけどランナー(一塁走者)は止まるもんね。やらなきゃいけないよね、外野手は」と話した。

⇒続きを見る

前ページ123次ページ



大リーグニュース