カーママ、前回銀カナダに善戦も4敗目
2014年2月16日
直前のカナダの好ショットで、ハウス中心近くにはカナダの赤いストーンがあった。小笠原は赤より中心に近い位置を狙ったが、黄色のストーンは伸びすぎた。同点としていれば最終第10エンドで有利な後攻となり、金星のチャンスもあった。小笠原は「ちょっと(ストーンが)速かっただけ」と言い訳しなかった。
連敗で負けが先行し、不調の吉田に代わってリードに苫米地が入った。昨年12月の五輪世界最終予選を戦ったベストメンバーを今大会初めて組み、過去4大会連続メダルの強豪に挑んだ。第5エンド、小笠原の好ショットで好機をつくり、不利な先攻で1点を取って5‐4とリードした。
しかし、小笠原が「いっぱいいっぱいだった。向こうはミスが少ない。負けないようにいいショットを続けなければならなかった」と話したように、余裕はなかった。好プレーを続けた小笠原と船山の重圧も大きくなっていった。船山は「あと一歩で、小さいような大きいような壁がある。そこを乗り越えたい」と唇をかんだ。