アイホ娘、五輪初勝利へ「いつも通り」
2014年2月9日
開催国枠で出た1998年長野五輪は5戦全敗で2得点、45失点の惨敗だった。速さと運動量を武器に自力で切符をつかんだ4大会ぶりの舞台は、世界を驚かす「リベンジの場」と位置付ける。
大沢ちほ主将(三星ダイトーペリグリン)は悲願の五輪初勝利へ「いつも通りにやることが大事。メダルを目指して世界に挑みたい」と息を弾ませた。
チームで唯一、長野五輪を経験した最年長の34歳、近藤陽子(西武)は当時を「選手として考え方が甘かった。心に残ったのは悔しさだけ」と振り返る。長野以降の3大会はあと一歩で出場権を逃した。アルバイトで生計を立てる競技環境への不安に、仲間の多くが「先が見えない」と代表を離れた。長野からの16年は「長いようであっという間だった」と感慨をにじませた。