アイホ娘・大沢、惜敗に「申し訳ない」
2014年2月10日
第1ピリオドの立ち上がりから自陣にくぎ付けにされた。狙った前線からのチェックは、大柄で長い手足を生かしたスウェーデンの個人技の前に機能しなかった。反則で1人少なくなった12分、豪快なロングシュートの角度をゴール前で変えられて、先に失点した。
GK藤本那を中心に守備からリズムを取り戻し、相手の動きが鈍り始めた第2ピリオド途中からは、持ち前の運動量で互角の戦いに持ち込んだ。だが、数的に有利な状況となる4度のパワープレーも生かせず、飯塚監督は「ゴール前の精度、力強さが足りなかった」と敗北を受け止めた。
体格で劣る日本は、60分の試合で最後までスピードを保つため、30~40秒の短い間隔で選手交代を繰り返す。自慢のスタミナは毎月の合宿で久保が「陸上部みたい」と苦笑した走り込みが土台だ。五輪切符をつかんで1年。磨いたスタイルを点につなげられず、ほろ苦い出だしとなった。