アイホ女子日本、全敗で最下位決定
2014年2月19日
第1ピリオド9分すぎ、反則で1人少ない状況でGK藤本那が「自分のミス」とシュートを止めきれず、5戦連続で先制を許した。エースの久保が待望の大会初ゴールを決めたが、第2ピリオドに暗転。緩慢な守備のすきを突かれ、立て続けに失点した。飯塚監督が「勝負どころで、執念とシュート力の差が出た」と受け止めた場面だ。最終ピリオドに米山がリバウンドを押し込んで1点差に迫る粘りを見せたが、日本は課題のパワープレーで攻め手を欠いた。
五輪の勝利は遠かった。2013年の世界ランキングは今大会参加チームで最低の10位で、実力通りの結果ともいえる。チームで誓い合った「未来につなげる1勝」にどうしても届かないまま、16年前の長野冬季五輪と同じ5戦全敗で「スマイルジャパン」の挑戦は終わった。