高木姉妹明暗…菜那は代表、美帆は無念
2013年12月30日
4年前、シンデレラガールだった美帆にとっては、ほろ苦い選考会となった。この日の1000メートルも含め、出場した全種目で5位。「これが実力。名前が呼ばれなかったのも覚悟はしていました」。美帆は、悔しさをかみしめながら、敗戦を振り返った。
一方で、菜那も薄氷の代表入りだった。この日も、1000メートルを回避して5000メートルに懸けたが結果は5位。メダル獲得の期待がかかるチームパシュート(団体追い抜き)への適性に重点が置かれたことによる選出も「正直、呼ばれないかもしれないと思って緊張していた。選ばれたので、パシュートでは絶対にメダルを取るつもりで残り2カ月、しっかりと準備したい」と気を引き締めた。
もちろん、姉妹で五輪へという夢は諦めていない。妹の美帆が「姉には本当に頑張って欲しい。自分はこの結果を受け止めて次につなげる。(18年大会の)平昌(韓国)を見据えて頑張りたい」と話せば、姉の菜那も「次は2人でパシュートのメダルを狙うところに向けて頑張りたい」。21歳の姉と19歳の妹。若き2人の物語には、まだまだ続きがある。
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