スケート加藤、悲願の金へ寝たふり作戦
2014年2月4日
ソチ五輪開幕まで、あと3日。国外の冬季大会では、史上最多となる日本選手団が本格始動した。スピードスケート男子500メートル代表の加藤条治(28)=日本電産サンキョー=が3日、ソチ五輪の会場となるアドレル・アリーナで行われた公式記録会に出場。有力選手の多くが欠場の中、加藤は本番リンクでスタートから最初のコーナーまでに重点を置き、その後は流す余裕の滑りを披露した。35秒51で21人中11位に終わったが、あえて手の内は見せずに、競技まで残り1週間の調整に自信をみなぎらせた。
持ち前の爆発力を見せつけるのは、競技がある10日でいい。五輪用に用意された緑色のサングラスで登場した加藤は、最初の100メートルを全体2位の9秒69で入ると、重点を置く最初のコーナーまでを確認し、あとはじっくり流す滑りで余裕を漂わせた。
35秒51でトップのイヒレ(ドイツ)の35秒02には大きく及ばず、11位に終わった。それでも「疲れはある中ではちょうどいい感じだと思う。最初のコーナーもうまくスピードに乗れた。状態は5~6割。本気はまだ出せないですから」と、充実した表情を見せた。
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