現役続行のカズ、純粋にサッカー楽しむ
少年のような笑顔から、純粋にサッカーを楽しんでいることが伝わってきた。横浜FC・三浦知良(48)が現役続行を表明してから一夜明けた12日、横浜市内のLEOCトレーニングセンターで練習を行った。写真は約1時間の練習の後半に見せた表情だ。現役最年長で出場と得点記録を更新し続けるモチベーションは、勝利への執念、闘争心、ファンへの思いなど様々な要因があるだろうが、楽しそうに練習する姿に、根本的なモチベーションを感じた。
午前10時半にグラウンドに現れた三浦は、詰めかけた大勢の報道陣の前で、リフティングやドリブルを繰り返し練習した。その姿はまるでボールと会話しながらダンスをしているようだった。
練習時間を予定より20分延長していたが、全く息が上がっていなかった。48歳とはとても思えない驚異的な肉体だが、最も印象に残ったのは、笑顔と楽しそうに練習する姿だ。まだまだやれるというメッセージを、全身で発しているように感じた。
(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)