DeNA・大田泰示 カメラマンに手を振る姿にプロ根性を感じた!

濃厚接触者の疑いによる自主隔離を経て、1軍キャンプに合流したDeNA・大田泰示。外野スタンドからレンズを向けるカメラマンに手を振る=7日、宜野湾(撮影・開出牧)
濃厚接触者の疑いによる自主隔離を経て1軍キャンプに合流したDeNA・大田泰示(左)は、一緒に合流したドラフト1位の小園健太投手を指差し意味深な表情を浮かべる=7日、宜野湾(撮影・開出牧)
背番号0のユニホームに袖を通し練習をするDeNA・大田泰示=7日、宜野湾(撮影・開出牧)
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 プロ根性を感じる姿だった。日本ハムから移籍したDeNA・大田泰示外野手(31)である。

 濃厚接触者の疑いによる自主隔離を経て、1軍キャンプに合流した。グラウンドに足を踏み入れると、外野スタンドからレンズを向けるカメラマンに手を振った。さらに一緒に合流したドラフト1位の小園健太投手に歩み寄って指を差し、おどけた表情を浮かべた。報道陣が2ショットを求めていることが分かっているからこそのパフォーマンスであろう。

 こうしたサービス精神は、人気球団でもまれた経験から来るものではないだろうか。東海大相模からドラフト1位で巨人に入団し、“ゴジラ松井”が背負った背番号55を受け継ぎ、注目を集めた。私も春季キャンプ(宮崎)から彼を取材し、朝から夜間練習まで密着した。

 あかれから13年、すっかりプロらしくなったものだと、感心しながらシャッターを押した。袖を通したDeNAの、背番号0のユニホームがよく似合う。厳しいプロの世界を生き抜く男からにじみ出る独特の雰囲気。どこの球団のユニホームを着ても、きっと似合うだろう。若手時代に悔しい思いもしたであろうセ・リーグで、ファンの期待に応えてひと花もふた花も咲かせてほしい。(デイリースポーツ・開出牧)

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