ノニト・ドネア 不屈の男が井上尚弥と再戦へ
ボクシングWBSSバンタム級決勝トーナメント決勝戦で、井上尚弥を苦しめた男であるノニト・ドネア。世界5階級を制した男が意地とプライドをかけて再戦に挑む。
公開日:2022.6.1
WBSSバンタム級トーナメント 決勝戦で井上尚弥と激闘
「ボクシング・WBSS決勝、WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(2019年11月7日、さいたまスーパーアリーナ)
井上尚弥、ドネアとの激闘制しWBSS優勝 11回起死回生の左ボディーショット
階級最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」のバンタム級決勝が行われ、WBA・IBF世界同級王者・井上尚弥(26)=大橋=が3-0(116-111、117-109、114-113)の判定で、WBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=を破り、優勝した。
2007年、山中慎介とも対戦したダルチニャンから初タイトル奪取
2007年7月、“レイジング・ブル”の異名をとるIBF世界フライ級王者ビック・ダルチニャン(豪州)に挑戦。フライ級最強の呼び声高かったダルチニャンから5回に、強烈な左フックでダウンを奪いレフェリーストップを呼び込んだ。初の世界王座獲得となった。
ダルチニャンは2012年4月にWBCバンタム級王者の山中慎介に挑戦し判定負けしている。
亀田兄弟も名前を出してアピール
【2011年2月22日デイリースポーツ紙面】 興毅は本気だった。ライバル団体のWBC・WBOバンタム級王者ドネアに力強く“オファー”した。「ドネアと試合をしたい。日本で実現出来たらすごいカードになる。年末にもっていけたらな。大毅が2階級制覇で、和毅が世界戦。そして俺がドネアとやるねん」と熱い口調で語った。
【2016年10月28デイリースポーツ紙面】 元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)=協栄=が27日、日本ボクシングコミッション(JBC)から発行されたボクサーライセンスを都内で公開し、スーパーバンタム級で世界2階級制覇の意欲を示した。「4団体のどこでも。一番やりたいのはドナイレ(ドネア)。強いから。自信はある」と、世界5階級制覇王者を現地の発音で名指しした。