左足首の治療で日本に滞在しているサッカー日本代表ＦＷ本田圭佑（２６）＝ＣＳＫＡモスクワ＝が１６日、関東の競技場で練習を行い、国内での練習を打ち上げた。

　本田のために大学のサッカー部から約２０人が招かれ、紅白戦が２本行われた。競技場への入り口はすべて施錠され、ピッチ内の様子が見える場所は門が閉められる厳戒態勢の中、合計４０分以上プレー。シュートやセンタリング、前線からのチェックなど試合で必要な動きをこなした。

　関係者によると、本田は前日１５日も同様の紅白戦を行った。近日中にチームに合流するが、出発までに国内での練習予定はない。連日の紅白戦で国内練習を仕上げられたことは、実戦復帰へ大きな前進だ。

　ＣＳＫＡモスクワのスルツキー監督は１８日にチームに合流するとしており、試合復帰は２８日のルビン戦となる見通し。本田をサポートし続けた日本協会の原強化担当技術委員長は「だいぶ良くなっていると思う。いつまでもこっちで、とはいかないでしょ」と話した。