中島、背番号10番より「1番の活躍」

 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU-23日本代表は27日、本大会前の国内最終戦となる29日の国際親善試合U-23南アフリカ代表戦に向けて調整した。4月の静岡合宿以来の代表復帰となったFW中島翔哉(21)=FC東京=らが合流し、DF松原(新潟)を除く22人がそろった。慣れ親しんだ背番号10ではなく、13番を与えられた中島は「一番活躍できる選手になりたい」と、五輪メンバー入りへ決意を新たにした。

 背番号10にふさわしい力を証明する。4月に右膝内側側副靭帯(じんたい)を損傷し、同月の静岡合宿以来の代表復帰となった中島だが、与えられた背番号は慣れ親しんだ10番ではなく13番だった。手倉森監督は20日のメンバー発表会見で「10番に戻す力を表現してもらえれば」と奮起を促していた。

 中島が担う攻撃的MFは18人に絞られる五輪メンバーで最大の激戦区。指揮官の檄(げき)を「日本が勝つために自分が活躍するプレーが必要というメッセージ」と胸に刻んだ。背番号にこだわりはなく、「どんな背番号を付けても一番活躍する選手になりたい」と決意を新たにした。

 12日のJ3藤枝戦で実戦復帰し、26日のJ3盛岡戦では67分間プレーするなど状態は徐々に上がっている。この日は回復メニュー中心だったが「早く試合がやりたい」と、はやる気持ちを抑え切れないように話した。

 南米選手権で準優勝に終わったアルゼンチン代表FWメッシが代表引退を表明したことには「世界で一番参考になる選手。もっとやってほしい」と残念がったが、「バルセロナで一緒にやれれば」と大きな夢も描いた。

 メンバー入りを確実にするためには何よりも結果が求められる。チームトップの通算16得点を誇る中島は「攻撃では絶対にチームの役に立たなければいけない」と誓った。夢の舞台に立つために、最後のアピールに挑む。

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