ザックJ、W杯はイトゥで快適キャンプ

 日本サッカー協会は19日、W杯ブラジル大会で利用するベースキャンプ地をブラジル南東部のイトゥにある「スパ・スポーツ・リゾート」に決め、国際サッカー連盟(FIFA)と仮契約を結んだと発表した。宿泊施設が新築されるにあたり、日本協会のリクエストを織り込んだオーダーメードキャンプ地で、快適な住環境で決戦に挑む。

 イトゥはサンパウロの北西約100キロに位置する人口約16万人の都市で、平均気温は20度前後。日本の初戦、コートジボワール戦の会場となるレシフェ、第2戦ギリシャ戦が行われるナタルと比べると、10度近くも涼しい。

 決め手の一つが、日本のわがままを施設が聞き入れてくれたことだ。もともと新宿舎の建設計画があったため、それに合わせてブラジルでは一般的ではないバスタブの設置を要求。さらに新宿舎を貸し切れるよう求めた。

 施設オーナーが日系人だったこともあり、交渉はスムーズに進んだ。原技術委員長は「かなり、我々の要望を聞き入れてくれた」と振り返った。広さは約14万平方メートルで東京ドーム約3個分。最寄りのカンピーナス空港まで車で30分、レシフェやナタルまでは空路で約3時間の距離だ。

 室内外のプールやジェットバスといった設備も完備。1次リーグ同組のギリシャもイトゥでのキャンプを狙っているという情報もあり、「ほかの国も見に来れば、ここでやりたいというのは間違いないと思う」(原委員長)と誇るほどの施設を押さえた意味は大きい。

 ザッケローニ監督は「町中のにぎやかな所は避けたかった。気候条件からも、いいトレーニングができる。緑の中を散歩してもらえる」と、選手の家族を受け入れることも示唆した。自慢の前線基地は4月に完成予定だ。

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