痛恨の逆転負けで14年連続V逸 矢野監督「受け止めるしかない」
「巨人6-5阪神」(15日、東京ドーム)
阪神は頼みの救援陣が被弾し、痛恨の逆転負け。14年連続でのV逸が決まった。
矢野監督は「仕掛けるしかないしね。行くところまで行って、『勝つ』という気持ちをしっかり出して、やった結果なんで。それは受け止めるしかない」と厳しい表情で振り返った。
打てる手は打った。2点を追う四回、投手の岩貞にあえて代打・鳥谷を送り、その鳥谷が同点打。木浪の適時打で続き、逆転した。その後は自慢の中継ぎ陣を惜しげもなく投入。しかし、防御率0点台を誇る岩崎が七回に石川に一発を浴びると、八回にはジョンソンがゲレーロに逆転2ランを献上。勝負の流れは阪神にあったが、頼みのセットアッパーが崩れ、最後の最後で巨人に持って行かれた。
数字上も優勝の可能性が消滅し、わずかに残るチャンスは、逆転でのCS進出のみ。「もうそれしかできないし。今こそそういうことが問われる。戦う姿勢とか気持ちが問われるような状況になっているんでね。目の前の試合をどう勝つかということを考えてみんなで頑張っていきます」と、自らに言い聞かせるように必死に前を向いていた。
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