13年目にして花開いた苦労人!阪神・岡崎が見せた努力の結実
虎に遅咲きのヒーローが誕生!阪神・岡崎太一が6月3日の交流戦・日本ハム戦でプロ初弾、4日にはプロ初のサヨナラ打!13年目にして花開いた苦労人、決して平たんではなかったその軌跡を振り返ります。
公開日:2017.6.5
4試合分のフラストレーションを晴らした。1日・DeNA戦(横浜)以来となるスタメンマスクをかぶった阪神・岡崎太一捕手が2打点をマーク。先発・メッセンジャーの力投に応えるかのように、今季初勝利をアシストした。
書かないで(笑)岡崎12年目の初長打
書かないで(笑)岡崎12年目の初長打
見せ場は五回にやって来た。2点を追加し、なおも1死満塁。球場の歓声が沸き立つ中、初球から果敢に攻めた。土田の内寄り135キロ直球をジャストミート。打球は三塁・村田の左を抜けていき、走者2人を悠々と生還させた。
「ランディ(メッセンジャー)のために、どんな形でもいいのでランナーをかえしたいという気持ちで打席に入りました。ランディを援護することができて、よかったです」
3月26日・中日戦(京セラ)以来の打点は通算4打点目。さらに、これがプロ12年目で初の長打だった。「恥ずかしいことなんで、書かないでください(笑)」。赤面しながらも、うれしさを隠しきれなかった。
書かないで(笑)岡崎12年目の初長打
ようやく1軍でのレギュラーを獲得した岡崎でしたが、そこへ悲劇が襲います。
超変革の旗印にアクシデントだ。14日に出場選手登録を抹消された阪神・岡崎太一捕手(33)が、大阪市内の病院で「左手有鉤(ゆうこう)骨骨折部分の除去手術」を受け、無事終えたことが15日、発表された。全治は明かされていない。今後は早期復帰を目指してリハビリに励むが、最悪の場合、今季絶望となる可能性もある。
金本虎に激痛…岡崎が左手有鉤骨骨折で手術、今季絶望も
詳細は明かされていないが、フル出場した12日のヤクルト戦(長野)での打撃中に負傷したもよう。翌日の神宮での同戦を欠場していた。
金本虎に激痛…岡崎が左手有鉤骨骨折で手術、今季絶望も
手術後、岡崎は球団を通じて「シーズン途中の大事な時期に離脱することになり、非常に悔しい思いと、チームに申し訳ない気持ちです。一日でも早くチームに復帰できるように、リハビリに取り組みたいと思います」とコメント。苦しい胸の内を明かしたが、チームにとっても、大きな痛手となる。
金本虎に激痛…岡崎が左手有鉤骨骨折で手術、今季絶望も
故障によって、せっかくのチャンスを手放してしまった岡崎でしたが、こんなことで腐ってしまう男ではありません。