度重なる怪我を乗り越え…虎の“未来のエース”望月惇志、待望のプロ初勝利

阪神・望月惇志が2019年8月22日、DeNA戦でプロ初勝利を挙げました。16年ドラ4で入団後はエース候補として期待されながら、度重なる故障に苦しんでいた右腕が開眼。その軌跡をデイリー紙面で振り返る!

公開日:2019.8.29

 「藤川球児選手のような球の軌道を目指してきました。どう意識したら、あの軌道のボールを投げられるか気になっています」

ドラ4望月の野望“火の玉”投げたい

 「一日でも早く1軍に上がってチームの柱になれるようになりたい」

ドラ4望月の野望“火の玉”投げたい

指揮官も明言!虎のエース候補や

入団後の望月は、そのポテンシャルの高さを発揮。

2016年4月27日デイリースポーツ紙面

【2016年4月27日デイリースポーツ紙面より】
 ドラフト4位・望月(横浜創学館)がプロ入り後初めて先発を任され、3回1安打無失点と好投した。視察に訪れた金本監督も高評価。指揮官に見守られる中での投球に、高卒ルーキーは「緊張はしましたけど、わざわざ見に来ていただいたので。いい緊張感の中でできました」と振り返った。
 初先発にも動じることなく、淡々と打者を抑えていった。金本監督は「見るのは初めて。146キロも出てたし、スライダーもよかった。(高卒1年目なのに)すごいよ。エース候補」と大絶賛。度胸満点のマウンドさばきに将来性を感じ取っていた。

そして10月、ルーキーイヤーの最終戦で、鮮烈なデビューを果たします。

2016年10月2日デイリースポーツ紙面

 「阪神6-0巨人」(1日、甲子園球場)
 圧巻のデビューだ。今季最終戦。4番手として6点リードの最終回に登板し、金本阪神1年目を締めくくったのは、高卒ルーキー・望月だった。1回を1安打無失点。自己最速を更新する153キロの剛球で見る者に衝撃を与えた。

高卒ルーキー・望月153キロ鮮烈デビュー 金本監督「大器の片りん見せた」

 「ミットしか見えないくらい集中していた。(甲子園は)ファームで投げたことがあったけど、その時よりもファンがいっぱいいて、いい雰囲気だった」

高卒ルーキー・望月153キロ鮮烈デビュー 金本監督「大器の片りん見せた」

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