度重なる怪我を乗り越え…虎の“未来のエース”望月惇志、待望のプロ初勝利

阪神・望月惇志が2019年8月22日、DeNA戦でプロ初勝利を挙げました。16年ドラ4で入団後はエース候補として期待されながら、度重なる故障に苦しんでいた右腕が開眼。その軌跡をデイリー紙面で振り返る!

公開日:2019.8.29

 鮮やかな初登板に金本監督も「やっと投げるタイミングができて…。153キロ?1イニングだけとはいえ、高卒新人でなかなか出せないと思う。大器の片りんが見えたね」と賛辞を惜しまなかった。

高卒ルーキー・望月153キロ鮮烈デビュー 金本監督「大器の片りん見せた」

このデビュー戦の好投で、望月は“猛虎の希望の星”として、大きな期待を背負うことになります。それを示すように、デイリースポーツの1面にもたびたび「望月」の文字が大きく踊っています。

2016年10月5日デイリースポーツ1面

 「フェニックスリーグ、阪神8-1斗山ベアーズ」(4日、サンマリンスタジアム)
 阪神は4日、みやざきフェニックス・リーグの初戦、韓国・斗山ベアーズ戦に8-1で勝利した。先発の望月惇志投手(19)は5回2安打無失点、無四球の快投を披露。

望月の好投に下克上期待 掛布2軍監督「サクセスストーリーを」

 掛布雅之2軍監督(61)は「自分のサクセスストーリーを積み上げていってほしい」と、ドラフト4位入団からの下克上に期待した。

望月の好投に下克上期待 掛布2軍監督「サクセスストーリーを」

 背番号31の目は違う。もっと、ずっと先を見ている。
 「藤浪とはまた違う形で阪神を背負う、また球界を背負っていくような選手になってほしいから」

望月の好投に下克上期待 掛布2軍監督「サクセスストーリーを」
2016年10月11日デイリースポーツ1面

 「フェニックス・リーグ、阪神5-2巨人」(10日、アイビー)
 阪神の望月惇志投手(19)が10日、みやざきフェニックス・リーグの巨人戦に先発し、7回5安打2失点(自責1)。2戦連続の好投を見せたが、掛布雅之2軍監督(61)の評価はいまひとつ。

望月に掛布2軍監督が激辛ダメ出し 期待の裏返し「ゲームを支配しなきゃ」

 「球が高かったよね。もうちょっとゲームを支配しなきゃ。今日のピッチングで満足しちゃダメでしょう」

望月に掛布2軍監督が激辛ダメ出し 期待の裏返し「ゲームを支配しなきゃ」

 望月自身もさらなる成長を誓った。「ピンチの場面で落ちる球とか、ワンバウンドさせて振らせるような決め球を磨かないといけない」。絶対的エースになるには直球以外に、もう一つ武器がほしい。

望月に掛布2軍監督が激辛ダメ出し 期待の裏返し「ゲームを支配しなきゃ」

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