阪神・岩田稔が引退…持病抱えながら熱く戦い続けた虎一筋16年

阪神・岩田稔が引退しました。05年ドラフト希望枠で入団。1型糖尿病を抱えながら猛虎に欠かせぬ戦力として活躍、また慈善活動も積極的に行ってきました。熱き男の16年をデイリースポーツ紙面で振り返ります。

公開日:2021.10.5

2017年7月28日デイリースポーツ紙面

 「阪神10-3DeNA」(27日、甲子園球場)
 仲間とのハイタッチが何よりもうれしかった。長い間、待ち続けた1軍のマウンド、恋い焦がれた白星-。5回2失点で676日ぶりの勝利を手にした阪神・岩田は「恥ずかしいですけど…うれしいです」と喜びをかみしめる。

岩田 676日ぶり勝利「恥ずかしいですけど…うれしいです」

 「この1試合で終わってしまうんじゃないかという気持ちもあった」と岩田。そんな危機感を乗り越え、お立ち台で浴びた歓喜のシャワーは、もしかしたら“天からの贈り物”だったのかもしれない。

岩田 676日ぶり勝利「恥ずかしいですけど…うれしいです」
2020年5月19日デイリースポーツ紙面

 阪神・岩田稔投手(36)が18日、甲子園での自主練習後にオンライン取材に対応。全国の1型糖尿病患者・家族を支援する日本IDDMネットワークを通じ、2017年に創設した「岩田稔基金」で積み立てた400万円の研究助成が決定したことを明かした。

阪神・岩田稔基金から400万円の研究助成決定 1型糖尿病根絶へ前進

 コロナ禍収束への思いも人一倍強い。基礎疾患を持つ岩田は日頃から手洗い、うがい、消毒を徹底。全国的に緊急事態宣言解除に向かっているが「正直まだ収まっていないと思う」と警鐘を鳴らす。

阪神・岩田稔基金から400万円の研究助成決定 1型糖尿病根絶へ前進

 「基礎疾患を持っている人からしたら恐怖しかない。世界中の人がビビりながら生活しているので、ちゃんと考えて行動できるようにならないとダメだと思っています」

阪神・岩田稔基金から400万円の研究助成決定 1型糖尿病根絶へ前進
2021年1月7日デイリースポーツ1面

 阪神は6日、岩田稔投手(37)と球団職員1人が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。岩田に鼻づまりの症状はあるものの、現段階で二人に発熱などの症状は出ていないという。

阪神3度目コロナ 岩田と球団職員の2人感染 基礎疾患のある岩田は人一倍の予防も…

 今や誰がいつかかってもおかしくない状況ではあるが、岩田稔は大阪桐蔭高時代から1型糖尿病の基礎疾患がある。昨年の取材では「基礎疾患を持っている人からしたら恐怖しかない」「重症化しやすいと聞いているので、気にしながら日々の生活を送ってている」などと話していた。

阪神3度目コロナ 岩田と球団職員の2人感染 基礎疾患のある岩田は人一倍の予防も…

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