阪神・岩田稔が引退…持病抱えながら熱く戦い続けた虎一筋16年
阪神・岩田稔が引退しました。05年ドラフト希望枠で入団。1型糖尿病を抱えながら猛虎に欠かせぬ戦力として活躍、また慈善活動も積極的に行ってきました。熱き男の16年をデイリースポーツ紙面で振り返ります。
公開日:2021.10.5
阪神の岩田稔投手(37)が1日、兵庫県西宮市内のホテルで引退会見を行った。
阪神・岩田稔が号泣引退会見で愛妻に感謝 「僕が1型糖尿病ということもあって」
「肩の荷が下りた感じです。小学校1年から野球のチームに入って今まで32年間、駆け抜けてきました。楽しいこと苦しいことたくさん経験させてもらった野球に感謝です」
阪神・岩田稔が号泣引退会見で愛妻に感謝 「僕が1型糖尿病ということもあって」
引退を決断した理由については「気持ちの方が昔ほど燃えてくるようなものがなくなってきて」と説明し「この気持ちでタイガースのユニホームを着てプレーするのは失礼だと思ったので」と話していた。
阪神・岩田稔が号泣引退会見で愛妻に感謝 「僕が1型糖尿病ということもあって」
16年間の現役生活。09年にはWBCのメンバーとして世界一も経験した。タテジマ一筋で積み重ねた白星は60勝。「全然、少ないな」と苦笑いしたが「16年もよくやってこれたなと思います」とどこか感慨深げだった。
阪神・岩田稔が号泣引退会見で愛妻に感謝 「僕が1型糖尿病ということもあって」
持病を抱えながらも、困難に立ち向かい続けた16年間。時には人目をはばからず涙を流す熱い心も魅力のひとつでした。
ありがとう。