かつての虎エース・能見篤史が引退「やりきった」紆余曲折の野球人生

かつて阪神のエースとしても活躍したオリックス能見篤史投手兼任コーチが今季限りで引退しました。紆余曲折あった野球人生でしたがその表情は晴れやか。さらば〝世界一のワインドアップ〟…ノウミサン、愛してる!

公開日:2022.11.14

2019年9月15日デイリースポーツ1面

【2019年9月15日デイリースポーツ1面】
 屈辱的な敗戦の試合後、能見は淡々と偉業を振り返った。節目の登板。三者凡退で役目を終え、逆転勝利の望みをつないだ。「いいよ。オレのことはどうでもいいから」。達成感より敗北の虚無感が胸中を占める。ただ、40歳以上の50試合登板は、43歳シーズンで達成した2017年の岩瀬(中日)以来、史上2人目の偉業となった。
(中略)
 シーズン途中、中継ぎに転向した昨季は、45試合の登板。40歳になった今季、昨年を上回る50試合到達は、不惑にして衰えのない姿を証明する。「40(歳)じゃないかもしれない」。年齢について問われた左腕は、いたずらに笑みを浮かべた。

さらば虎…オリックス入り

先発エースとして、勝利の方程式に欠かせぬ中継ぎとして長きにわたってタテジマで活躍してきた能見ですが、20年シーズン後半に「退団」のニュースが。

2020年10月23日デイリースポーツ紙面

 「阪神5-9広島」(22日、甲子園球場)
 阪神の能見篤史投手(41)が球団から来季の戦力構想外であることを通達されたことが22日、明らかになった。

阪神・能見が退団へ まだまだやれる!魂のオール直球1回0封 複数球団が獲得調査へ

 能見は同日、広報を通じてコメントを発表。

阪神・能見が退団へ まだまだやれる!魂のオール直球1回0封 複数球団が獲得調査へ

 「ファンの皆さんにお伝えしたいことは、タイガースのユニホームを着て、皆さんの前でプレーするのは今季が最後になるということです」

阪神・能見が退団へ まだまだやれる!魂のオール直球1回0封 複数球団が獲得調査へ
2020年12月9日デイリースポーツ紙面

 オリックスは8日、阪神を自由契約になった能見篤史投手(41)を兼任投手コーチとして獲得したことを発表した。1軍のブルペンを担当する。

オリックス 前阪神・能見を獲得 選手兼任投手コーチ、1軍ブルペン担当【NPB】

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