マジかよ新庄!47歳で現役復帰宣言した新庄剛志の伝説を振り返る

 47歳にして現役復帰宣言をした新庄剛志。阪神でメジャーで日本ハムで、野球の楽しさをファンに魅せてくれたレジェンドの伝説をデイリー秘蔵写真で振り返る(敬称略)。

公開日:2019.11.28

【新庄劇場・試合編】やっぱり試合で魅せてくれたSHINJO=SHINJOY!

04年7月12日の1面

 新庄が一番輝いたのは外見ではなくプレーそのものだった。球界再編に揺れた04年のオールスター第2戦では、球宴史上初の単独ホームスチールを決めて予行どおりのMVPをゲット。お立ち台で明るく話した「これからはパ・リーグです!」という決めゼリフは、不安を抱えた野球ファンの心を晴らしてくれた。

04年9月21日の1面
06年4月19日の1面

 新庄は引退宣言もド派手&型破りだった。06年シーズンの開幕から間もない4月18日、お立ち台でホームランを打った日の恒例になっていた「○○打法」という命名発表を期待した観客の度肝を抜いた。「今年でユニホームを脱ぎます打法」。時期もやり方も何もかもが前代未聞だが、実に新庄らしい引退発表だった。

 【編集後記】引退発表が前代未聞なら47歳での復帰宣言も前代未聞。本人は至ってまじめだというところまで当時と同じ。何も変わっていない新庄に、同学年の編集Wはなんだかうれしくなってしまった。これから1年間じっくり体を鍛え直して2020年のNPBトライアウトに挑むとのことだが、これから1年間久しぶりに彼に振り回される生活を送ることになるのかと思うと楽しみだ。「みんなも何かに挑戦しようぜ」―。新庄の言葉は47歳のおっさんの胸に響いた。1年後どんな結果だったとしても、新庄の挑戦を嗤(わら)うことはない。

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