オリックスを救った！　中嶋聡監督

２０２０年シーズン途中で監督代行に就任、翌２１年になんと優勝に導いた中嶋聡監督。プロ実働２９年を誇る“最後の阪急戦士”。最下位に沈んだチームを１年で見事に浮上させた。

公開日：2020.9.15

　中嶋は九回から現役最後のマスクをかぶり、鍵谷、石井をリードした。打席機会はなかった。
ハム中嶋がサプライズ引退セレモニー

　セレモニーには、同郷の秋田県出身で阪急時代にはバッテリーも組んだ名球会投手・山田久志氏、オーストラリアからは日本ハムのかつての同僚・マイケル中村元投手も駆けつけた。
ハム中嶋がサプライズ引退セレモニー

【２０１５年１０月２日デイリースポーツ紙面より】　日本ハム・中嶋聡バッテリーコーチ兼捕手（４６）が１日、札幌ドームで行われた本拠地最終戦後のセレモニーで、今季限りでの引退を表明した。
　「２９年間、本当に長い間、野球選手をしました。一つも悔いはありません。やり尽くしました」。晴れやかな表情でプロ野球記録となる実働２９年の現役生活に別れを告げた。

　中嶋は秋田・鷹巣農林高（現秋田北鷹高）から１９８６年度ドラフト３位で阪急（現オリックス）に入団。西武、横浜（現ＤｅＮＡ）を経て２００４年から日本ハムに加入。０７年からはバッテリーコーチを兼任していた。通算成績は１５５０試合出場で８０４安打、５５本塁打、３４９打点、打率・２３２。８９年にはゴールデングラブ賞、９５年にはベストナインに輝いた。
ハム中嶋がサプライズ引退セレモニー

　阪急（現オリックス）の後、西武、横浜（現ＤｅＮＡ）でもプレーし、２０１５年、最後は日本ハムで実働２９年にわたるキャリアに終止符を打った。