「マスターズチャンピオン・プレミアムＧ１」（１２日開幕、びわこ）

　江口晃生はびわこで行われた１３年マスターズを優勝。うねりをものともせず、全速ターンで押し切ったシーンは今も脳裏に焼き付いている。それ以来の参戦となった今年２月の匠シリーズ第５戦でもあっさりＶ。当地での通算勝率は７・１４で出場選手中４位。もうすっかりびわこ巧者のイメージが定着した。「びわこは得意とは言えないけど、決して苦手意識はないよ。インだけでなく、センターやアウトからでもやれるイメージがあるかな」と笑顔で話した。

　ペラの調整力にも定評がある。「今回も（優勝した）１３年のパターンで調整した。やっぱり合っていたよ。これは今年のマスターズでも使えると思う」と、早くも調整の方向性は定まっているようだ。今年も優出５回でＶ２と高いレベルで安定。「勝率の低いエンジンを引いても出せているし、調整に自信はある。このリズムのまま迎えたい」。高山秀則（引退）、今村豊に次ぐ３人目のマスターズＶ２へ、びわこで存在感を示す。