「阪神ＪＦ・Ｇ１」（１３日、阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、２歳女王決定戦の出走予定馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【ウインミレーユ＝評価Ａ】

　レースを使うごとに体の各パーツがしっかりとし、馬体重も少しずつ増えている。ファンタジーＳを、最終追い切りで落馬するアクシデントがあり自重。順調さを欠いた点が気掛かりだったが、りんどう賞（１着）当時に比べると前腕に迫力が出ており、トモのボリュームも雲泥の差だ。

　小柄な牝馬の割にはバランスが良く、馬体を大きく見せているのは充実ぶりの証し。目つきなどから気の強さも感じさせるだけに、２カ月ぶりでも態勢は万全と見ていい。（馬サブロー栗東・吉田順一）

　〈１週前追い切り診断〉松山騎手を背に栗東ＣＷで６Ｆ８３秒３－４０秒１－１２秒９（一杯）。格下馬を０秒６追走し、０秒５先着した。追われてからの反応がシャープで、気配も良好。ファンタジーＳを回避した経緯を感じさせない気配だ。