味方も敵?スアレスは同僚とも競り合う

味方のダニエウ・アウヴェス(左)と競り合うバルセロナのルイス・スアレス=日産スタジアム(撮影・開出牧)
味方のダニエウ・アウヴェス(左)と競り合うバルセロナのルイス・スアレス=日産スタジアム(撮影・開出牧)
味方のダニエウ・アウヴェスに競り勝ちシュートを放つバルセロナのルイス・スアレス=日産スタジアム(撮影・開出牧)
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 オレがオレが、という表現は、ネガティブなイメージで使われることが多いが、ことサッカーのストライカーには、無くてはならない要素だ。

 写真は、17日に行われたクラブW杯準決勝FCバルセロナ対広州恒大の前半、DFダニエウ・アウベス(32)と競り合うバルセロナのFWルイス・スアレス(28)を撮影したものだ。ゴール前で味方にボールを譲ることなく、シュートを放つスアレス。彼の積極性をよく表すプレーだった。

 ダニエウ・アウベスは右サイドバックながら、守備よりも攻撃的なプレースタイルの選手である。スアレスの胸に左手を押し当て“マイボール”を主張している。ドリブルで敵陣に切り込んでゴールを狙っているのか。しかし、スアレスはボールをキープしてシュートを放った。先制ゴールを挙げた後のプレーである。

 この積極性が後半の2得点につながりハットトリックを達成した。決勝でもメッシやネイマールがいる中で2ゴールを決め、1大会最多記録となる5点をマークした。ファインダー越しに、ゴールネットを揺らす“決定力”というものを、見せつけられた気がした。(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)

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