 報道部（東京、大阪）はプロ野球担当、一般スポーツ担当、芸能・社会担当と三つのセクションに大きく分かれています。各セクションにデスクと記者がおり、国内外、時間を問わず発生するありとあらゆるニュースに対応しています。
各セクションの中はさらに細分化されています。例えばプロ野球では、12球団に担当記者をつけ、365日チームに密着。一般スポーツでは、サッカー、ゴルフ、相撲、格闘技、五輪競技等々、各ジャンルに担当を置いています。芸能・社会でも、いわゆる文化・芸能担当、政治・社会担当、つりなどのレジャー担当を区別し、専門化を図っています。
それぞれの記者は、取材先に散り、ニュースを原稿化して送信します。東西の本社では、各部門のデスクが記者に指示を送り、送信されてきた原稿をチェックして次の工程に送ります。
近年の傾向として著しいのは、プロ野球、サッカー選手の海外移籍によるボーダーレス化です。こうした事態に対応するために、記者の海外派遣、世界各地への通信員配置、深夜の出稿作業など、報道部の仕事はますます複雑、多様化してきています。
記者としても、国際感覚、語学に対する積極的興味、多彩な知識など、従来から求められていたものに加え、こうした時代ならではの資質が新たに求められているといえるでしょう。
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